
■今回の記事はこんな人のために書いています
⇒ 内向型と外向型の違いを知りたい人
■今回の記事を読むと以下のことが分かります
⇒ 脳機能・DNAの視点から、内向型と外向型の違い
内向型が「自分らしく幸せに生きる」ための4つのポイント!
もっと楽に、愉しく人と会話できたら良いのにな。
なんで一人が好きなんだろう!?
- 活発に楽しく明るく、人とコミュニケーションできたらなー(苦手だけど……)
- 人前で雄弁に堂々と振る舞い、会議でも注目されたら良いのに! (やりたくないけど、、、)
そう思ったことありませんか?
僕は何度もありますよ-
以前は「外向的に社交的に、明るく楽しく振る舞えたら、自分の人生はもっと変わるのに…… こんな自分じゃダメだ!」と、自分にダメ出しばかりしていました(笑)
今ではその内向型を活かして仕事をしています。
いったい内向型と外向型は何が違うのでしょう?
人間の種類として、内向型が劣っていて外向型が優れているのでしょうか!?
内向型・外向型に優劣はありませんが、特性の違いがあります。
脳や DNAの影響で内向型気質なんです。
内向型を活かし「幸せに生きるためのポイント」があります。
もくじ
人類に内向型は必要!

人類発祥から400万年。これまで人類が生き残ってこれたのは、内向型・外向型、両タイプの人間が存在していたからです。
脳の構造、DNAが根本的に違うから、内向型・外向型は特性が違います。
◎外向型:刺激が大切。リスクを取って外に出ていき範囲を広げる、人と積極的に交わる、新しいものを取り入れていく
人類は存続できたのは、内向型・外向型の両方が存在していたから。
特性の違いはありますが、優劣・上下はありません。
内向型の人は、
脳の構造や DNAから「内向型」だし、
外向型の人は、
脳の構造や DNAから「外向型」なのです。

だから『産まれもった 内向型の特性を、どう活かせるか?』と考えましょう!
内向型/外向型は脳・DNAが根本的に違う。
あなたが内向型か外向型かは、 遺伝子 DNA レベルで産まれる前から決まっています。
脳やDNAにこんな違いがあります。
- D4DR遺伝子(新奇性追求遺伝子)の長さ
内向型は短い < 外向型は長い - 脳内伝達物質ドーパミンへの反応度
内向型は高い > 外向型は低い - 脳内の血流量の違い
内向型は多い > 外向型は少ない - 主に使用する神経伝達物質の違い
内向型:アセチルコリン
外向型:アドレナリン、ドーパミン - 内向型は 副交感神経[ブレーキ]が優位
外向型は 交感神経[アクセル]が優位
など、内向型-外向型の気質は、生まれ持った遺伝子 DNAで決定されています。
残念ながら、生まれ持った遺伝子 DNAを変更することはできませんが、内向型の特性をどう活かすかは、自分で決めることができます。
内向型の特性を生かして、望む人生を生きましょう!
①遺伝子が違う: D4DR 新奇性追求遺伝子

内向型が静かさを好み、外向型が刺激を好む理由は、 D4DR 遺伝子(新奇性追求遺伝子)に違いがあるからです。
ドーパミン(興奮レベルを調整 )に影響を及ぼす遺伝子。
D4DR 遺伝子が[内向型は短く・外向型は長い]から、ドーパミンへの反応度が内向型は高く、外向型は低くなります。
ドーパミンへの反応度
内向型は高い > 外向型は低い
→ドーパミン感受性が高い
→ドーパミンに敏感に反応する
→少ない刺激で満足する
内向型はドーパミンに敏感に反応するから、静かな環境でも充分な刺激を得られます。 だから静寂やゆったりしたペースを好み、物静か、 全体像をつかむのが好き 。 安心できる深い人間関係を好み、話をよく聞き、信頼がおける人柄が多いです。
→ドーパミン感受性が低い
→ドーパミンに低反応
→多くの刺激が欲しくなる
外向型はドーパミンに低反応だから、多くの刺激を得るために活発に活動します。 刺激が大好きで、新しいお店、新しい人間関係、多くの人と出会えるパーティー、仲間とカラオケ、ライブ、イベントなど、ドーパミンがたくさん分泌されるスリルや刺激が大好きです。 沢山の人と会い、会話の美味しい部分だけつまんで行きたいタイプです。
②脳が違う:内向型は血流量が多い

内向型と外向型の脳は違います。
脳の血流量(血液の量)が、内向型は外向型よりも多いです。
脳の血流量
内向型 > 外向型
血液の流れる量が多いと、 脳細胞に酸素や栄養素が潤沢に供給され、より活発に働きます。 つまり内向型は[より多くの内的刺激を得ている]ということです。

内向型の人の血流は[内的経験](記憶する、解決する、計画を立てる)を処理する脳の部位へ多く流れています。 だから内向型は内面の思考や感情に自然とエネルギーを注ぎます。
外向型の人の血流は[外的経験](視覚、聴覚、触覚、味覚)を処理する脳の部位へ多く流れています。 だから外向型は外側の世界に自然とエネルギーを注ぎます。
使用する脳の部位が違うから、内向型と外向型は特性が違うんです。
③神経伝達物質が違う:アセチルコリン

内向型と外向型では、脳内で主に使われている神経伝達物質が違います。
内向型:アセチルコリンを主に使う
考えたり感じたりすると快感!
外向型:アドレナリン、ドーパミンを主に使う
活動的になり人と会うほど快感!
内向型の脳で主に使われるアセチルコリンは、注意力、学習力、長期記憶、穏やかな覚醒状態を維持する能力に働きかけ、何かを考えたり感じたり、内省したりすると快感を引き起こします。 内向型の特性は アセチルコリンに大きく影響されています。
外向型の脳で主に使われるアドレナリン、ドーパミンは、運動、注意力、覚醒、学習能力に働きかけ、活動的になり、出かけ人と会うほど快感が増し、気持ちよくなります。 外向型の特性は アドレナリン、ドーパミンに大きく影響されています。
④使う神経が違う:副交感神経

内向型は 副交感神経[ブレーキ]が優位で、外向型は 交感神経[アクセル]が優位です。
内向型:副交感神経(ブレーキ)優位
身体をリラックスさせ心を鎮める
外向型:交感神経(アクセル)優位
身体を興奮させ行動を起こす

副交感神経(ブレーキ)が優位な内向型は、内面の注意力が高く、考え熟慮する傾向があります。 緊急時には全てがスローモーションになり、一旦停止して状況を把握してから、動くことが多いです。
交感神経(アクセル)が優位な外向型は、外面へ注意を向け、行動・活動に集中する傾向があります。 緊急時には一気にアクセルオンになり、フルスロットルで行動する状態になることが多いです。
まとめ
今回は内向型・外向型の違いを、 脳機能・DNAの視点からお話しました。
もしあなたが 内向的な性格で悩んでいた としても、それはあなたの責任ではありません。 人類進化の過程で、脳の構造や DNAが内向型に進化したから、あなたは内向型なんです。
生まれ持った DNAを変更することはできませんが、内向型の特性をどう活かすかは、自分で決めることができます。
内向型の特性を生かして、望む人生を生きましょう!
『産まれもった 内向型の特性を、どう活かせるか?』と考えましょう!
- D4DR遺伝子(新奇性追求遺伝子)の長さ
内向型は短い < 外向型は長い - 脳内伝達物質ドーパミンへの反応度
内向型は高い > 外向型は低い - 脳内の血流量の違い
内向型は多い > 外向型は少ない - 主に使用する神経伝達物質の違い
内向型:アセチルコリン
外向型:アドレナリン、ドーパミン - 内向型は 副交感神経[ブレーキ]が優位
外向型は 交感神経[アクセル]が優位